コンビニで定番になった「プライチ」徹底解説【歴史・仕組み・コンビニチェーン別の違い】

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「プライチ」とは?

「プライチ」とは、「プラス1(+1)」の略称で、対象商品を購入すると、同じ商品や同等の商品がもう1つ無料でもらえるキャンペーンを指し、利用者にとって非常にメリットの大きい販促企画です。

たとえばセブンイレブンでは「プライチ」という呼び方をしていますが、ファミリーマートでは「1個買うと1個もらえる」、ミニストップでは「1GETキャンペーン」といった名称で実施されています。

仕組みはシンプルで、

  • 発券期間に対象商品を購入する
  • レシートに「引換券」が印字される
  • 引換期間にその引換券を提示すると無料でもう1つ商品がもらえる

という流れです。

各コンビニで毎週実施されており、キャンペーンの対象商品はドリンク・お菓子・スイーツから果ては日用品まで多岐にわたります。ただし、商品引き換えには有効期間や対象商品の細かい指定が設けられていて、コンビニチェーン毎に有効期間が異なっていたりしますので、レシートや各コンビニの公式案内で詳細を確認することが重要です。
この「プライチ」の利便性と経済的なメリットが、多くの消費者に受け入れられ、今ではコンビニの集客戦略として欠かせない存在となっています。

「プライチ」の魅力と対象商品

1点購入でもう1点無料となる「プライチ」の最大の魅力は、実質半額で商品を購入できる経済的なメリットにあります。

対象となる商品カテゴリーの幅広さも大きな魅力です。
対象商品は各コンビニチェーンで異なりますが、主に以下のカテゴリーがあります。

カテゴリー商品種類
飲料お茶・コーヒー・ジュース・乳酸菌飲料など
お菓子ポテトチップス・グミ・チョコレートなど
カップ麺ラーメン・うどん・そば・ワンタンなど
乳製品ヨーグルト・プリン・アイスなど
その他文房具・ペットフードなど日用品
あるふぁるふぁ
あるふぁるふぁ

一見「いろんな商品が対象」と思われがちですが、実際には同じ商品が繰り返し登場する傾向があります。
お気に入り商品があればラッキーですね。

「プライチ」はいつから始まった?

「プライチ」が始まったのは2010年代初頭とも言われていますが、調査してもわかりませんでした…。

ただ、「プライチ」が浸透したのは、コロナ禍以降であるのは間違いありません。

人々の外出が制限されるなか、売上減に直面した各コンビニチェーンが新たな販促策として力を入れ始めました。
顧客は対象の商品を一つ購入すると、「1個買うともう1個無料」という形で、次回の来店時に使える無料引換券をレシートで受け取ります。この仕組みは、顧客に二度店舗へ足を運んでもらう機会を創出し、来店頻度とついで買いを増加させるという明確な経済効果を生み出しました。

大手コンビニチェーンから始まった「プライチ」は、その後広がりを見せ、今では多くのコンビニチェーンで週替わりで実施される必須のサービスとなっています。

「プライチ」を実施しているコンビニと特徴

セブンイレブン

「プライチ」に一番力を入れているコンビニチェーン。
火曜・木曜スタート(稀に金曜も)で、引換期間は2週間。ほぼ毎週実施と流石に力を入れています。
まれにアプリ限定の「プライチ」出品もあります。

ファミリーマート

火曜スタートで引換期間1週間。引換開始が朝7時からという特徴あり。毎週実施。
セブンイレブンの対抗馬です。
最近では、アプリ限定の「プライチ」出品も毎週あります。

ローソン

 火曜スタート、引換期間1週間または2週間。実施頻度は高いですが、セブンやファミマほどは力を入れていない印象です。

ミニストップ

火曜スタートが基本ですが、引換期間が1週間または2週間と変則的。出品の無い週もあり、出品がある週も、数が少ない週もあれば豊富な週もあります。

デイリーヤマザキ

週1商品程度のペース。火曜スタートで引換期間2週間、発券期間と重複する仕組み。購入と同時に引換できるのが特徴です。

ローソンストア100

水曜スタートで引換期間2週間で発券期間と重複。週1~2商品が中心。こちらも購入と同時に引換可能です。

ベルマート(ローカル)

2025年から本格参入。火曜スタート・1週間が基本。JR東海管内のみの地域限定です。

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